2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年bilibili動画ボカロ10選

ども。bilibili動画でしかボカロ曲を漁っていないnaamって言います。せっかく年末なので,今年bilibili動画に投稿された中国ボカロ曲で10選をやろうと思います。レギュレーションとしては,向こうのぼからんと同じく,VOCALOIDエンジンを用いて歌唱を作成し…

読書備忘録27『言鯨16号』/九岡望

半年くらい前からずっと購入リストに入っていたのになかなか購入の機会が無かった本を遂に手に入れて(というか追加注文した積ん読を受け取りに行った際に偶然見つけて衝動的に買った)読みました。ありがとうブックオフ,年始に大量に売りに行ってやるから…

読書備忘録26『ギルガメシュ叙事詩』/矢島文夫

自分はアジア史が大好きなんですよ,ローマ史も好きだけど。てなわけで有名な作品を読もうのコーナーです。 この本はよくある解説本みたいなのではなく,完全に学術向けの日本語訳になってます。なので,これでギルガメシュ叙事詩の話の内容がすべて分かるか…

読書備忘録25『ラ・パティスリー』/上田早夕里

音楽を聴きながらペラペラとめくっていたら読み終わってました。やはり電車による通学時間は虚無である一方で読書は捗ってしまう。 第一印象は「上田早夕里ってこんなのも書くのか」でした。いままで『リリエンタール~』とか『華竜の宮』とかのSF色強めの作…

読書備忘録19~24

すっかり読書備忘録を更新忘れていました。読んだ本はあるので、とりあえず読んだ本を列挙して一言ずつ感想を書いていきます。ナンバリングは読んだ順に今までの続きで書いていきます。 19: アラブの歴史/フィリップ・K・ヒッティ 岩永博 訳(上・下) アラ…

読書備忘録18『十二人の死にたい子どもたち』/冲方丁

ご無沙汰でした。読んでいなかったわけではなく,これを書いていなかっただけです。あと重い本を読み進めているので冊数も進んでいない。 さて、これは近所のBOOKOFFの100円本の中で偶然見つけ,読んだことのない冲方作品だったのでチョイスしたものになりま…

読書備忘録17『トランスフォーマー リベンジ』/アラン・ディーン・フォスター 中原尚哉 訳

またまたトランスフォーマー読んじゃった。映画見てた記憶はあったのですが,相当前だったことを思い出しました。また見たいけどアマプラに無いわよ...。 これはハリウッド映画の2作目のノベライズですね。内容としては前作を受けてさらに風呂敷を広げまくっ…

読書備忘録16『サクラダリセット』/ 河野裕

先日言っていた長めのものを読んでいる,という話はこれでした。自分はこの手のシリーズものを(できることなら)一気に読みたいと思っている人間なのですが,この『サクラダリセット』については,早々に全7巻を揃えてしまったのが運の尽きでした...。そう…

読書備忘録15『火星の人』/アンディ・ウィアー 小野田和子 訳

またまた海外作品。以前ちょこっとだけ読む宣言をしたので読みました。えらい。現在はちょっと長いシリーズものを読んでいるので更新が遅れていますね。 さて、映画にもなったこの作品。前評判として「火星でジャガイモを育てる話」とは聞いていましたが,ま…

読書備忘録14『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ』/アラン・ディーン・フォスター 金子司 訳

読書備忘録を始めてから初めての海外SF(映画派生作品)です。トランスフォーマーシリーズ自体は割と好きで,初めてそれを意識したのは確かマクドナルドのハッピーセットだったはず。確かブラックアウトとバンブルビーのおもちゃで遊んでました。そんなこと…

読書備忘録13『ゼロ年代SF傑作選』/SFマガジン編集部編

今回も短編集。だけれどもオムニバス形式のものになります。特に興味があったのは冲方丁と西島大介でした。これはオタク語りなのですが,自分,冲方丁の作品を(単行本化されたものは)ほぼ全て読み切ってしまったのでもう短編とかでしか楽しめない。 この本…

読書備忘録12『こちら郵政省特別配達課』/小川一水

この人まーた小川一水読んでるよ...。まぁ好きなので許して下さいまし...。現在までで2巻まで読みました(3巻がまだ出ていない?)。 今作は小川一水の官僚系小説(『復活の地』とか)(そんな雑な定義があって良いかは別にして)です。ひょんなことから(?…

読書備忘録11『博物戦艦アンヴェイル』/小川一水

11冊目。小川一水しぇんしぇえ...。好きです。 これはいつものSF風味の作品群とは一線を画す感じの海洋冒険小説です。全体的にファンタジー風味がかなり強いですね。海の苦手な女性騎士が新天地を目指した航海に乗り合わせ,新天地での抗争に大活躍!的な。…

読書備忘録10『薫香のカナピウム』/上田早夕里

もう10冊目ですか???早くないですか??????(積極的に自分を褒めていけ)というわけで記念すべき(?)10冊目です。今回も好きピの上田早夕里です。 内容としては,未来(かどうかは言及が無いものの技術の描写的におそらく人類の未来)の人類が熱帯…

読書備忘録9『ヨーロッパ近代史』/君塚直隆

今回も学術系。といっても通史をざっとまとめた感じの本なのでそれほどカタくも感じない。これでkindleでのちくま安売りで買ったシリーズおしまいです(もうちょっと買っててもよかった)。 内容としては,ヨーロッパ近代史(ルネサンス以後)を生没年が繋が…

bilibiliの中国ボカロ曲のススメ ~VOCAROCK編~

前回はkawaii futurebass(だと思う曲)をまとめてみました。公開後にfuturebassでは無い説が浮上した曲が何曲かありましたが,ジャンルあんまり詳しくないのでご愛敬ということで...。自分,Melodic Dubstepとかいうジャンルが実は好き説があります。もうち…

bilibili動画coffin danceまとめ

coffin danceの謎アレンジが大量に存在しているので適当にまとめます。 1. 黑人抬棺进了霍格沃茨 https://www.bilibili.com/video/BV1hC4y1b7sy/?spm_id_from=333.788.videocard.0 ハリーポッター風. 2. 【黑人抬棺】埃及风版 https://www.bilibili.com/vide…

読書備忘録8『この空を飛べたら』/中島みゆき

今回は,かの有名な中島みゆきの連作です。中島みゆきは好きを通り越してもはや別格のアーティストなので,その思索を追体験してみたいと思い,手を伸ばしてみた次第。 中身としては,個々の独立した登場人物のエピソードが繋がってゆく雰囲気の作品になって…

Bilibiliの中国ボカロ曲のススメ ~kawaii futurebass & Melodic Dubstep編~

最近はずっとBilibili動画に張り付いて中国のボカロ曲を漁っているna'amです。 Bilibili会員になったとしてもマイリス的なものは存在せず,曲ジャンルでまとめることが困難っぽいようなので,ここで備忘録を兼ねて投げておきます。興味があればみんなもBilib…

読書備忘録7『ことばの発達の謎を解く』/今井むつみ

今回もまた学術書です。ちくまを学術書としない派の人は許(ry。相変わらず言語系の本です。やっぱり言語が大事なんすわ。 大雑把にまとめてしまうと,人間はどのように言語を学習していくのか,についての概説になっています。この手の日本語で書かれた本は…

読書備忘録6『日本語全史』/沖森卓也

今回は学術書(ちくま新書を学術書と見なさない説はある)です。以前のkindleセールで衝動買いしていた一冊。自分は歌詞を書くオタクなので,日本語に対する感覚は常に磨いていたいと思っており,そのためにも購入していました。 内容としては,古代から近代…

読書備忘録5『HELLO WORLD』/野﨑まど

みんな大好き野﨑まど。自分が最初に野﨑まどを知ったのは「NOVA+バベル」収録の『第五の地平』でした。そのぶっ飛びまくった設定と独特なSF感が好きになるなど。 この本は映画ノベライズ(?)のはず。一時期話題になりましたよね。舞台が京都なのもあって…

読書備忘録4『青い星まで飛んでいけ』/小川一水

以前の備忘録の中で小川一水に少し触れたので読みたくなっちゃった(これは嘘で,積ん読として2か月居座っていたので消費しなきゃとなっただけ)。またまた短編集です。テンポよく読めるのもあって最近はラノベ(広義)や短編集ばかり読んでしまいますね。同…

読書備忘録3『リリエンタールの末裔』/上田早夕里

上田早夕里は『華竜の宮』を初めて読んだときから好きピです(推し作家のことを好きピと呼ぶな)。作者のバックグラウンドはよく知らないので何とも言えないのですが,『華竜の宮』は簡単に言うと「ホットプルームの上昇で異常気象が発生し,海面上昇によっ…

読書備忘録2『伊藤計劃映画時評集1』/伊藤計劃

今回は小説ではありません。なんと映画の評論。みんな大好き伊藤計劃大先生のウェブサイトの記事をまとめたものになります。そもそもこの読書備忘録を纏めようと思った理由の一つにこの本を読んでいたことがあるので,そういう意味で大事な一冊。 内容は,ま…

読書備忘録1『大進化どうぶつデスゲーム』/草野原々

【前置き】 以前Twitterで少しだけ読書備忘録をやっていたのだけれど(当時は1日1冊とかいうふざけたペースだった),いつからか疎遠になっていたのを思い出した。積ん読が常時10~20程度ある人間にとっては,特に印象が薄かった本については,「これ読んだっ…