読書備忘録14『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ』/アラン・ディーン・フォスター 金子司 訳

 読書備忘録を始めてから初めての海外SF(映画派生作品)です。トランスフォーマーシリーズ自体は割と好きで,初めてそれを意識したのは確かマクドナルドのハッピーセットだったはず。確かブラックアウトとバンブルビーのおもちゃで遊んでました。そんなことまで覚えてるんだなぁ,と自分のオタク趣味が怖くなるなど。実家を探したらバンブルビーは残ってそう(小学校高学年くらいまではちょいちょい引っ張り出していた記憶があるので)(今思えば随分と幼いな,お前)。

 この本の内容は,ハリウッド映画の『トランスフォーマー』の前日譚です。アポロ計画の裏で実は...,という陰謀論チックなものから始まるわけなのですが,米国モノのSFってNASAかCIAの陰謀から始まるパターン割とありますよね。さもなければ途中から国を巻き込んだ大事になりがち。まぁハリウッド的であるのでそれはそう。事故にによって太陽系外に飛ばされてしまった宇宙船がどうしてかオートボットディセプティコン(後で映画に触れるのでアメリカ版表記にしておきます)に遭遇し,その争いに巻き込まれて...,という感じです。映像化などはされてないようなのもあってか,オチは全くハリウッド的じゃないです。でもそれがSFファンとしては好ましい。映画のネタバレになっちゃうので詳細は省きますが,『トランスフォーマー世界線ではアポロ計画もゴニョゴニョあるので実際全部このロボ達のせいだったりします(詳しくは映画『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』をご覧下さい)。

 裏設定として,自分はハリウッド系のSF映画が大好きというものがあるのですが,『トランスフォーマー』はその中でも3番目に好き(1番は『パシフィック・リム』,2番は『バトルシップ』)です。前述の通り幼いころにこれに触れたことが遠因だと感じてはいるのですが,デカいロボや怪獣が暴れ回るとそれだけで嬉しくなれるし,宇宙人が絡んでくると最高になります。ゴジラシリーズも大好きですしね。この話の教訓としては,幼い頃の嗜好は成長してもかなり引きずることになるから気をつけろよ!ってこと。

 さて,これが好きな人は

トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』(映画+ノベライズ)

『パシフィック・リム』("アップライジング"なんて無かった,いいね?)

『インターステラ-』

バトルシップ』(好き嫌いは分かれると思います)

あたりがオススメです。ちなみにハリウッド映画は字幕版で観るのをオススメします。なぜなら英語スラングと字幕日本語との対応が面白いからと,吹き替えを担当しがちなタレントは声の演技が下手でつまらんからです。後者は特に致命的。『ミュータント・タートルズ』もそれで日本での評価が低いみたいだし。

 

 それでは。