読書備忘録2021-30『未来職安』/柞刈湯葉

 職がないので職安のお世話になるかも知れないです。それはさておき今年に入ってからかなり良い感じのペースで本が読めているんじゃない??

 (そんなに先とも思えない)未来の話。ベーシックインカム的なそれが普及し,ロボットなども発達することで人が働かなくても良くなった時代に働く人の話です。人間の仕事が責任を取ること,ってのがまた良いですよね。おしごと系といえば自分の中では小川一水先生なんですが,少し毛色が違ってこれはこれで好き。こういう短編連作の良いところは主人公共有でネタのある限りずっと続けていけるところだと思うんですよ。もちろん途中で長めのやつを入れても良いし。何が言いたいかというと,続編が出て欲しいなァ~~~,ということ。

 さてさて,これが好きな人は

『こちら、郵政省特別配達課』/ 小川一水

『浜村渚の計算ノート』シリーズ/ 青柳碧人

あたりも良いのかも知れない。サクッと読めてエンタメとして面白いので。

 それでは。