読書備忘録2021-3『満願』/米澤穂信

 良い感じのペース(年100冊ペース)で本を読めていますね。いつまでこの勢いが続くのか......。マンガはここには書かないことにしているのですが,『ゆるキャン△』と『キルミーベイベー』を読み漁っています。『ゆるキャン△』の5巻めっちゃ良かったっすね......。

 さて,これは米澤穂信の短編集です。短編集ですが,いわゆる連作と言うやつで,テーマ(多分「人の暗い部分」とかそんな感じだと思います)に沿っていくつかの話が収録されています。こういう系の本って,ともすれば「どう関連しているんだ?」とか「一話当たりがあんまり面白くないなぁ」などの感想を抱きがちなのですが,そのあたりはやっぱり米澤穂信,ミステリー的な楽しみで良い感じに繋いでいます。『インシテミル』とかそういう系ですね。自分自身,米澤穂信との出会いが『インシテミル』なのでこういうスタイルが落ち着きます。まだ『氷菓』シリーズを読んでいないので早く読まないといけない気もしますが,あれはアニメで充分かなぁと思っている自分もいます。ネタバレを避けようとすると漠然とした感想になりがちなのはもうどうしようもないので許して欲しい。

 さて,これが好きな人は

インシテミル』/米澤穂信

なども読んで欲しい。

 

 それでは。